頚椎症
中年以降に好発し、肩こり、頸部痛として発症、時として手のしびれを認める場合があります。
頚椎牽引や温熱療法が有効です。安静のため頚椎カラーを使用することや痛みの軽減のため注射をすることもあります。
中年以降に好発し、肩こり、頸部痛として発症、時として手のしびれを認める場合があります。
頚椎牽引や温熱療法が有効です。安静のため頚椎カラーを使用することや痛みの軽減のため注射をすることもあります。
交通事故やケガなどで首を捻挫した状態を言います。首の痛み、肩こりがひどくなると頭痛、めまい、吐き気などを伴います。
早期には安静が大事ですが、一週間以上痛みが改善しない場合は注射治療や理学療法で温熱治療を行ったりします。
40~60歳代でみられる肩の痛みの代表的な病気です。明らかな原因は不明ですが、症状は肩関節の痛みで始まり、痛みが落ち着くまで人によっては半年以上かかる場合もあります。また、適切に治療しないと肩の拘縮(硬く固まってしまう)を残します。
五十肩の治療の目標はまず痛みをとり、運動療法で肩をよく動かして拘縮を起こさないようにすることです。鎮痛剤、理学療法以外にヒアルロン酸を肩に注射すると良くなることが多いです。
投球動作の繰り返しによって、肩周囲の骨、軟骨、筋肉、腱板などに障害を起こす病態の総称です。
痛みがある時は投球の一時的な中止、ストレッチ、筋力強化訓練などを行います。
急性に発症し、強い肩の痛み(夜間痛、運動時痛)を認めます。レントゲンにて肩を挙上する腱に石灰を認めます。
石灰を認める場所に注射すると劇的に痛みが改善することが多いようです。
加齢、仕事などでの繰り返す肩への刺激、外傷などを原因として発症します。主症状は肩の強い痛み(時に夜間痛)と肩挙上力の低下です。重症になると肩をあげることができなくなります。
治療としてまずは安静と鎮痛剤により炎症を軽減させる必要があります。五十肩と混同して運動療法を行うと炎症を増悪させるので注意が必要です。
テニスやゴルフで肘の外側に痛みが生じることがあります。手をしっかり固定する筋肉の付着部の炎症です。ストレッチが大切で肘用のバンドも効果あります。痛みが強い時は注射を行うこともあります。
野球、ゴルフなど腕の使いすぎが原因で起こります。
テニス肘同様、痛みが強い場所への注射が有効です。
手首の親指側に痛みや腫れを認めるde Quervain(ドゥ・ケルバン)病が頻度の高い腱鞘炎です。
治療には安静、理学療法のよる温熱治療やステロイドの局所注射も有効です。
手首の手のひら側にある骨と靭帯に囲まれたトンネルの中を走行する正中神経が圧迫を受け、手のしびれや痛みを起こす病気です。
シビレや痛みが軽度の場合、手首を安静に保つため包帯固定やサポーターをしたり、注射や鎮痛剤、ビタミンB12剤の内服が有効ですが重症になると手術が必要になる場合があります。
強打したり、ひねったり、稀ではありますが風邪で咳が多かった時にも起こります。
骨折をした場所を中心に胸の痛みが非常に強く、バストバンドという胸部を固定するバンドが有効です。
肋骨に沿って痛みを認めます。片側の肋間神経痛では帯状疱疹(ヘルペス)の可能性も考える必要があります。
帯状疱疹には抗ウイルス剤の内服が有効です。
思春期の女子に多く、強い側弯症では背部や腰の痛みだけでなく呼吸障害の原因にもなります。
治療方針はレントゲン検査により角度、骨年齢を測定し決定します。
高齢の方が転倒したら、まずこの骨折を考えます。
重症の合併症が無ければ、可能な限り早期離床のため手術を考えます。
小児の股関節痛の最も多い原因です。股関節だけでなく、大腿部から膝にかけての痛みを訴えることも少なくありません。
安静により痛みは軽減します。
10~20歳代の若年者ではスポーツ外傷、中高年では年齢による変化がでている半月板に軽い外傷が加わっただけで損傷する場合もあります。 MRIで診断は容易です。治療は関節鏡視下に半月板を切除したり、縫合したりします。
骨折が無くても簡単に捻挫と片付けず、内側側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯などの損傷を考えなければなりません。
治療は不安定性や損傷靭帯、今後のスポーツ生活などより装具装着や関節鏡を使った手術など治療方針もかわってきます。
以前は運動会シーズンに男性に多く発生しておりましたが、近年の全国的な女性のスポーツ参加によって女性に増加傾向がみられます。 「後ろから蹴られた」「後ろからボールをぶつけられた」といった訴えで来院する方が多くいらっしゃいます。 ギブスや装具による保存的治療、早期の回復を望む方には手術による健縫合術が行われます。
圧倒的に女性に多く、先の尖ったハイヒールなど靴や体重増加、筋力低下などが原因として考えられます。
母趾の付け根の関節の痛み、変形が強くなると母趾と第2趾が重なり胼胝(タコ)を形成したりします。
治療は装具を使用したり、足指の運動をすることにより進行をある程度止めることができますが、根本的な治療は手術が必要になることもあります。
中年の男性に多く、片側の母趾の付け根の関節の強い痛み、腫れが特徴的な症状です。膝や足首の関節が痛むこともあります。
消炎鎮痛剤により痛みをとった後、食事療法、高くなった尿酸値を下げる薬の使用を考えます。
ひどくなると皮膚を傷つけ菌が入り化膿し抗生物質が必要になる場合もあります。
爪の一部を切除したり、ワイヤーで矯正する治療もありますが、再発したり不確実で局所麻酔により根治的な手術する方法が一番有効です。(簡単な手術です)当院でも手術をすることは可能です。